ADSR・LFO・ベロシティ・音程
様々な音色変化を実現するシンセ
2005年発表のmegaCeloXは、3オシレーターの高機能なVAシンセです。一般的なアナログポリシンセの機能を押さえているのはもちろんの事、6種類の波形を持ち、各オシレーターのチューニングとPW、フィルターに接続できるBPMシンクのLFO(LFOにPWをかけることも出来る!)、各オシレータのチューニング・PW・ノイズボリューム・リングモジュレーターのかかり具合を変化させる2台のEG(もちろん、フィルターとVCAには別途EGがある)、リングモジュレータ、BPMシンクのステレオディレイ、オシレータ周りのパラメータを含め、多彩なパラメータにかけれるサンプル&ホールド、各パラメータへのベロシティ・KBDTrackの設定など、様々な機能が含まれ、多彩な音が作れます。
もちろん、各オシレータ間でシンクがかけれる上に、FM変調もかけれます。要するに、3OPのFMシンセになります。個人的には、フィルターの発振の仕方がスペーシーで良いです。
プリセット音は16種類しかありませんが、どれもつぼを押さえて作りこまれたもので、耳なじみのある、即戦力になりうる音ばかりです。
ただ残念なのは、オシレータが綺麗すぎて3オシレータにしては音圧が足りない気がする事。2オシレータのシンセに負けてどうする(苦笑)。逆に、繊細な音には強い印象がしましたけど。そう考えると、4番や7番の音は結構使えます。