SCC音源ライクなつくりの
　　チープでデジタル臭いあの音

　CHIP32は、32bytes波形メモリ方式のシンプルな音源です。32本のフェーダーを動かし、オシレータの波形を自分で作る事ができます。あくまで1波長32bytesですけど。この仕組みからピンと来る方がいるかと思います。そう、MSXの拡張音源として有名なコナミのSCC音源やPC-Engineに近い音を出すことが可能なのです。1波長32bytesという粗い波形のため、電子的でデジタル臭い非常に独特な音が鳴ります。bitフェーダーを動かし、有効bit数を下げると、更にチープな音になります。
　エンベロープの効きも強力で、素早いアタックと切れの良いリリースはピコピコしたシーケンスにぴったりです。ただし、A・D・Rの効き方は、一般的なフェーダータイプの効き方とは逆なので注意です。フィルターの値を上げると、処理が重くなるのも注意。
　 更に、全てのパラメータがMIDIでコントロールできるので、波形をリアルタイムに変化させる事も可能です。
　開発元では、Windows版のみしかありませんが、apulSoftさんがMacOSXに移植、配布しています。Mac版はそちらで。