Man and Machines

>>024

scuzzphut                     freeware
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 scuzzphut6

あらゆるものをリズムに出来る
  シンプル且つ強力なパターンゲート

 俺の使っているFL5には、これだけで十分じゃないかってくらいエフェクトが付属しているので、エフェクターのVSTを追加する事は少ないんですけど、その中でずっと使い続けているVSTの一つが、今回紹介するscuzzphut6です。
 このプラグインは、パターンゲートと呼ばれる種類のエフェクターです。ゲートというのは、ある特定の条件を満たす音だけを通すエフェクターで、一般的に良く使われるのが、無音部分のノイズをカットする「ノイズゲート」ですね。
 このエフェクターには、16ステップのパターンシーケンサーが付いており、横1列に並んだ16個のボタンを押すことで、リズムパターンを作ることが出来ます。各ボタンの上についているボタンは、「タイ」的な機能が有り、ONにすると両側の音が繋がります。
 シーケンサーは、ホストのテンポに同期して動き、ボタンをONにした部分でのみゲートが開き、音が鳴ります。ゲートには、attack、decay、shuffleのパラメーターが付いており、それぞれ、音の立ち上がり、ゲートが開く長さ、タイミングのゆれ具合が調整できます。この機能を使うと、持続音であればどんな音でもリズムに出来ます。代表的な用途としては、トランスでよく聞かれる「たーたたたーたたた」といった感じの音でしょうか。
 ゲートから出た音は、2基のフィルターディレイを通過します。一般的なディレイの機能に加え、レゾナンス付きのLP・HPフィルターが付いています。レゾナンスは、当然のごとく発振します。もちろん、Sync delayボタンでテンポに合わせる事も出来ます。2基のディレイを組み合わせる事で、クロスディレイや、マルチステップディレイのように使うことも可能です。さらに、各フィルターとパンは、LFOで揺らす事もできます。
 個人的には、シンセパッドやオルガンにかけてリズム感のあるバッキングにしたり、複雑なノイズにかけてリズムマシンみたいに使うことが多いです。

仕様
評価
◎◎◎◎◎
GUI
◎◎◎◎
汎用性
◎◎◎
負荷
◎◎

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